茶びんについて
「茶びん」は、熊本県の人吉球磨で和洋中華のお店として営業し、地域の餃子の名店として地域内外の沢山の方に愛して頂きました。
茶びんの餃子は、ニラたっぷりの餃子で、皮はパリッとモチモチで、
ニラと牛肉とのコラボは絶妙でうま味がジュワーッとでてきて、何個でも食べられる野菜と肉の絶妙なバランスがとれた餃子で、門外不出の一品であります。
創業以来、具材の調整はありましたが、65年間ずっと変わらない人吉球磨産のニラをたっぷりと使い、門外不出の秘伝の味付けで仕上げた餃子は、母が口癖のように言っていた通り、日本一の餃子です!
しかし、令和2年3月末日、新型コロナウイルスの影響と店主の高齢化もあり、創業65年の歴史と暖簾に幕を閉じることになってしまいました。
ファンの皆様に惜しまれながら・・・・。
閉店後、これまでのお客様から「茶びんの餃子が食べれなくなる」、「人吉の名物が無くなる」、「是非また餃子が食べたい」とのありがたいお声をたくさんいただきました。
両親が紡いできた茶びんの味と歴史を思い、数多くのファンの皆様のお気持ちを思い、悩んだ末に、娘である私が中心となり、両親をはじめみんなで力を合わせて、茶びんの餃子を復活させる決意をしました。
あいにく営業していた店舗は、令和2年7月豪雨による洪水で全壊となりましたが、信頼できる事業者さんと一緒に、秘伝のレシピをもとに試作を繰り返し、ようやく自信を持って「茶びんの餃子」とお出しできる冷凍餃子を完成させることが出来ました。
茶びんの餃子ファンの皆様、そしてこれから初めて手に取っていただける皆様に、茶びんの餃子を食べて笑顔になっていただけましたら幸いです。
餃子専門店「茶びん」 代表 北島 和永
著名人の方々から頂いたメッセージ
<三國連太郎さんの奥様より>
生前、三國がこよなく愛した茶びんさんが閉業された話を聞きました。女将には定期的に餃子を東京に送って貰っています。家族とも共、今後も餃子を堪能したいですね。
<中原丈雄さんより>
こよなく愛した「茶びん」何と心に残る店名だろう。この店は間違い無く絶対に美味い。確信して入り、正にその通りであった。
味の良さ、そして女将さんと旦那さんの人柄の良さに惹かれて帰省の折には必ず通った。
2020年春、店を閉じられて二度と茶びんの餃子は食べることが出来ないと残念に思っていたが、息子の奥様の元で新たに蘇ると聞いた。これは嬉しいニュースだ。国中世界中をコロナが渦巻き、更に人吉·球磨郡は大水害に襲われた。
「茶びん」の復活が故郷の皆さんの励みになり、道標のひとつに成ることを切に願っている。美味い食は口の中で笑顔と変わり、喜びとなり、明日への生きる希望にもなるのだ。